人間ドック選びのQ&A

人間ドック選びのQ&A
人間ドックを受けたほうがいいといわれた。ただ、どこに行けばいいかもわからないし、どの項目を受けたらいいのかもわからない…そういうように、情報不足で困っておられる方は多くいるかと思います。 今回は、様々なサイトで取り上げられている皆様の質問をQ&A形式で回答していきます。ほかの方が気になっていることを参考に、ご自身の不安を解消されるチャンス。ぜひ一読いただければと思います。

【目次】

①人間ドックにかける費用の相場は?

相場は2万円以内で、高級人間ドックの利用者は徐々に増えてきている。

1回の受診にかけている費用を調査した結果で、最も多かったのは1万円~2万円程度、という結果が出ているようです。また、5,000円未満の検査を行っている人も多いとのこと。背景にあるのは、国の助成金による補助や、地方自治体の無料ドックの活用等が増えていることが理由として挙げられるでしょう。
ただし、これらの人間ドックでは基本的な項目(基礎検診)しかわからないため、近年では高級人間ドック(専門ドック)の利用者も増えてきています。価格帯としては①2万円~5万円/②5万円~10万円/③10万円以上の3階層に分かれるとのことで、若い方であれば①のプランでよいですし、50歳を過ぎてくれば②のプランを選ばれるのが良いのではないでしょうか。また、どうしても調べたい項目があったり、充実したサービスを受けたい、という方は③を選ぶのが良いでしょう。ホテル宿泊付きなどであれば100万円を超える人間ドックツアーと呼ばれるものも近年盛んになってきています。

工事費用は下記の5つの要素に分解されます。

②人間ドックで分かるリスク要因は?

3大疾病(脳卒中/心筋梗塞/がん)のリスクを洗い出すのが人間ドックの目的

人間ドックは大きく分けて2つに分けられます。1つが「基礎ドック」と呼ばれるもので、血糖検査や尿検査など、生活習慣病にまつわる検査を行うものになります。もう一つが「専門ドック」と呼ばれるもので、CT検査やレントゲンなどを用いてより精密な検査を行います。また特定部位のがん細胞の有無などを判別したりします。基礎ドックはが会社の健康診断にあたるものと思っていただくのが良いかと思います。そういったことから皆間が人間ドックと思っているものは「専門ドック」に当たるでしょう。
「専門ドック」では①脳血管障害、②動脈硬化、③心疾患、④ポリープ・がんの4つを様々な角度(エコー、CT、血液検査、内視鏡、など)からチェックします。このチェックを行い、日本人の三大疾病である「脳卒中」「心筋梗塞」「がん」のリスク要因洗い出しを行い、予防につなげることを目的にしています。

③人間ドックと健康診断の違いは?

健康診断で分かるのは、「生活習慣病」のリスクのみ!「がん」には弱い

健康診断を受ける方は多いと思いますが、この健康診断で分かるのは「生活習慣病」のリスク飲みであり、基本的には「がん」のリスクは調べづらいようになっています。生活習慣病として挙げられるのは、「糖尿病」「脂質異常症」などであり、これが結果的に先に挙げた三大疾病のうちの「脳卒中」「心筋梗塞」につながるのです。この二大疾病についてのある程度のリスクは健康診断で分かるといえるでしょう。
しかし、残りの1つである「がん」については健康診断では基本的にはわかりづらいです。このリスクを見つけたい方は人間ドック(専門ドック)の受診をお勧めします。ただし、健康診断の中に「便潜血」「腫瘍マーカー」「ピロリ菌検査」などが入っている場合にはそれぞれの検査に合わせた「がん」のチェック(例えばピロリ菌検査であれば胃がんのチェック)が可能になる場合もあります。がんが気になる方は、健康診断だけでなく、人間ドックも受診したほうが良いでしょう。

④どれくらいの頻度で受けたらいいの?

30代は3~5年に1度、40代は2~3年に1度、それ以上は毎年が推奨

基本的に人間は20代以降、老化が進みます。ただし20代のうちはまだ体も健康なので、老化が体に及ぼす影響は軽微であり、人間ドックの必要性は低いといえるでしょう。人間ドックが必要になってくるのは30代からです。
30代になると、老化の影響が徐々に出てくるので、3~5年に1度の検診をお勧めします。ただ、老化もそれほど激しいわけではなく体に大きな変化は出ませんので、毎年のような頻繁なチェックはよほどのことがない限り不要でしょう。40代になるとその受診の間隔を狭めたほうが良いでしょう。2~3年に1度が目安です。50代を過ぎると老化スピードも速まってくるため、毎年受けることを検討してもよいかとは思いますが、これは人によるので、かかりつけのドクター等に相談されるのが良いかと思います。

⑤どういう人が受けたほうがいいの?

タバコ喫煙者+メタボの方は要注意!

人間ドックは三大疾病である、脳卒中、心筋梗塞、がん、の予防のための仕組みであり、その予備軍である、「高血圧」「動脈硬化」「高脂血症」になるのを防ぐことを目的としています。しかし、タバコを吸っている喫煙者や、メタボリックシンドロームの方は、そもそも「高血圧」「動脈硬化」「高脂血症」になるリスクが、ほかの方と比べて高くなります。そういったことから、日ごろの注意、もしくは検査が必要になってくるといわれています。こういった方々はあらかじめ人間ドックを受けなければならないことを肝に銘じておいてもらった方が良いでしょう。

⑥年代ごとに受けるべき検査の違いは?

30代、40代、50代、60代で大きく違う!!

人間ドックは3大疾病の判断を行うものであり、その年代ごとによりそのリスクも変わってくるため、年代が上がれば上がるほど精密な検査を受けたほうが良いとされています。一方で30代などであれば検査というよりは予防と啓蒙(健康な体を気遣う考え)の意味合いが強いでしょう。30代のうちからMRIのような高額のようなものは不要ですし、逆に60代で便潜血検査では役不足でしょう。各年代によって人間ドックの意義が異なるので、簡単に説明します。 【30代】将来の生活習慣病を見据えて血糖値やγ-GTPなどに注意。
上記に挙げた数値を意識するのが良いでしょう。また、がんのリスクを減らすために、ピロリ菌検査(胃がん)、便潜血検査(大腸がん)などを行うことをお勧めします。もっと気になる方は、内視鏡検査(胃がん)、X線検査(食道がん)なども受けるとよいかもしれません。女性は子宮頸がん、乳がんの検査を受けることをお勧めします。 【40代】定期的な検査が必要な時代に

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