人間ドック体験レポート

人間ドック体験レポート
当サイトでは、「人間ドックって実際どんなことをするの!?」という質問にお答えするために、「東京人間ドッククリニック」の協力を得て、人間ドックの体験をしてきました。 ドキドキハラハラの初人間ドック!いろいろと新しい気付きや発見がありました。 不安に思っておられる方も多いかと思いますが、体験談レポートを通じて、皆さんの不安が解消され、安心して人間ドックの受信をされることを願います。

STEP.1お問い合わせ(電話/web)

まずはお問い合わせです。近年はウェブ上でもお問い合わせや予約可能な人間ドックが増えてきておりますので、お電話、ネット問合せのどちらでもよいかと思いますが、当サイトのオススメは「お電話」での問い合わせです。 受付の方が対応してくださり、被検診者の年齢や性別に合わせて、最適な人間ドックの提案を行ってくれます。実際に電話を掛けた結果、「痛みがあるか」などの不安な部分も伺うことができ、非常に満足しました。

STEP.2説明資料の到着

数日すると、クリニックから「人間ドックに関する説明資料一式」と「検査容器(検便用)」が届きます。説明資料では、人間ドックの説明、および受ける前の諸注意が書かれた紙が同封されていました。初めての人間ドックで不安なことも多かったのですが、注意すべき項目は「マーカー」で線が引いてあるなど、丁寧にお伝えいただいているという印象をうけ、安心しました。ここでもわからないことがあり、一度クリニックに電話をしたのですが、対応していただいた方が丁寧に教えてくださったので非常に安心しました。不安があればすぐに聞くのをお勧めします。

STEP.3前日までの準備

3日前までは特に気を付けることはありません。いつも通りの生活を行っておいてください。2日前ごろから対応が必要になってきます。まず一つが「検便」です。検便に関しては2日に分けて行わなければならず、このタイミングがぎりぎりになってしまうときちんと便が取れないので気を付けてください。検査前日に朝晩2回に分けて振り絞る、などということのないよう注意が必要です。2日連続での検便が不安な方は検査前4日間程見ておいたほうがいいでしょう。また、前日には食事の制限などがあります。次の日は朝から検査があるので、「前日の午後10時以降」は食事摂取がNGです(水はOK)。これを守らないと、胃の中に接種物が残り、胃カメラ検査を受けることができません。その他、薬などの指示は細かく書いていますが、気になる方は電話されるのが良いでしょう。なお、検査当日も「絶食」なので、気を付けましょう。

STEP.4検診当日(来院)

当日は検査が気になり10分前にはクリニックにつきました。クリニックは非常に清潔で、対応してくださった方も安心できる印象を受けました。人間ドックを専門に行っているクリニックということで、何人かの方がすでにおられましたが、それほど待たされることもなく、サクサクと受付をしていただけました。どうやら1階が実際の診察スペースで、2階が着替えスペースや待合室になっているようです。

STEP.5問診票の記入

まず初めに問診票の記入をしてくださいと言われます。基本的な項目で、住所や氏名の記入のほかに、生活習慣についての質問が並びます。また、前日午後10時以降から食事を摂っていないかどうか、といった質問も並びます。15項目ほどの確認事項なので、特に負担になることはなかったです。気になることがあればすぐに受付の方に相談するのが良いでしょう。話しやすく親身になって答えてくださる方々でしたので、安心して質問できるでしょう。

STEP.6着替え【ここまで5分】

問診票の記入が終わると、待合室に通されます。待合室で5分ほど待つと、ドック時の診察着を渡され、2階の脱衣所での着替えを行うことになります。脱衣所はロッカーが6つあり、検査中にほかの方の着替えと被るということはなさそうです。診察着は茶色を基調とした、着やすく動きやすい診察着でした。待合室や脱衣所も清潔でストレスなく着替えられたのが印象的でした。着替え終わると、もう一度下の階に降りて、あとは診察を待つことになります。

STEP.7検査)基本【ここまで10分】

ここから、検査スタートです。ここからは検査にかかった時間を表示していきます。 最初は基本的な健康診断にあるような検査を受けることになります。1階の検査室に通されると、1つの部屋に第1段階の検査に必要な機材がすべて整っていました。この1部屋にすべてを配置することで効率的に、かつ早く検査を受けてもらうことができるとのこと。ここでの検査としては、尿検査→体重測定→視力検査→血圧測定→採血→心電図→血管年齢測定→腹囲計測(※タバコを吸う方はほかの検査が追加であるとのことです)となります。基本的には通常受けているような健康診断のような感じですが、機材が一か所にまとまっているため非常にスピーディーなのと、常に看護師さんがついて一緒に回ってくださるので、ストレスや不安も全くありませんでした。 そのあと、部屋を変え、聴力検査→レントゲンの準備→胃カメラ準備、との流れになります。体験に行ったクリニックでは患者さんのストレスを減らすために、レントゲン設定や胃カメラ麻酔など、あらかじめできることを先にやっておいて時間を短縮する、という患者さんのために時間を短縮するという姿勢が見られました。早く終わるならありがたいことですよね。胃カメラの準備に関しては、胃のガスを抜く薬を飲み、その後、鼻の中に霧状の麻酔をします。鼻の中への麻酔の噴射に関しては、霧吹きを鼻の中に突っ込むイメージをしてもらえればと思います。 慣れていなかったので少し変な感じがしましたが、全然我慢できる範囲のことなので問題ないかと思います。麻酔薬が少し苦かったです。 このタイミングで、別の患者さんと話をする機会があったのですが、その患者さんはこのクリニックの速さに本当にびっくりしておられた様子でした。その患者さんは「待ち時間が長いだろうな」と思って本を持ってきておられたとのことなのですが、実際は本を読む暇もなく、「前に行っていた人間ドックよりはるかに速い!」と興奮気味におっしゃっておられました。

STEP.8検査)レントゲン+CT【ここまで32分】

その後、先生が登場され、レントゲン撮影→胸部CT撮影→腹部CT撮影→腹部エコーと進みます。2つのCT撮影および腹部エコーは一つの部屋で行われるのでずっと同じベッドに寝たままで楽でした。びっくりしたのは、エコーの撮影の前にすでに先生がいろんな情報を確認して入ってこられているということです。例えばさっき測ったばかりの体重をベースに、「バランスがいいですが何か運動をされていますか」や、採血したばかりの結果から、「善玉コレステロールが多いのでいい傾向ですね、食事は気を付けていますか」などといったことを話しかけてくださいます。それをもとに検査を進めてくださるので、非常に安心してお任せすることができました。 ちなみに、医師側も人間ドックで何かを見逃したということになると大変な事態になるので、患者さんが思っている以上に徹底的に体のリスクを考え、真剣に検査を行うとのことです。人間ドックというと流れ作業のように見え不安も残るかもしれませんが、先生も本気だということがわかり安心しました。

STEP.9検査)経鼻胃カメラ【ここまで39分】

体験した人間ドックでは、経口胃カメラではなく経鼻胃カメラを使って対応をしてくれます。経口、経鼻とも麻酔をかけて行うのですが、経鼻のほうが圧倒的にカメラが細く(経鼻は0.5cm、経口は1.0cm)また、呑み込みの時のストレスも非常に少ないとのことです。経口であれば、呑み込みの際に嗚咽がひどいようです。若いと経鼻もつらい時もあるとの話でしたが、わたくし(30代)の場合には全然問題ありませんでした。胃カメラを注入するときも安心するような言葉をかけてくださいますし、中に入って食道→胃→十二指腸と進む際に画面を見ながらきちんと、どこがどうなっているか、を説明しながら進めてくださいます。幸いにして私の場合には特に問題はなかったのですが、「胃下垂のため、胆汁が少し逆流してるね、だけど問題ないよ」とのことでした。 正直に話をすると、「胃カメラ」はそれほど楽なものではなく、飲み込むときと、最後の抜くときに違和感を感じます。 ただ、どちらかというと非日常な体験なので違和感を感じましたが、よく言う「もう二度とやりたくない!」というようなことにはなりませんでした。経鼻胃カメラだと細くて、鼻からなので楽、というのが非常に良かったようです。経口胃カメラであればどうなっていたかと思うと、ぞっとします。 ちなみに待っているときの椅子の向かいに胃カメラの情報が書かれているのですが、最新の胃カメラを使い、いろいろなモードでの計測ができるよう、最新の機械を入れているとのことです。胃がんの早期発見のためには医師もちゃんとわかるもの使わないとね、と先生がおっしゃっていたので、きちんとされているという印象を受けました。

STEP.10着替え⇒待合室【ここまで53分】

以上で検査は終了です。はじめ同様、2階の脱衣所に向かい、自分の服に着替えます。正直な感想としては、「え、もう終わり!?」そういう感じがしました。また、検査を受けたことによる体の負担はなく(経鼻麻酔に関しても、鼻の奥に多少の違和感が残る程度で日常生活や、話や呼吸をするといった動作にも全く支障はありませんでした)、さくっと終わった印象です。待合室も非常にきれいでリラックスできる環境なので、そこで先生に呼ばれるまで待ちます。次は検査結果を先生から聞きます。

STEP.11先生からの説明【ここまで59分】

着替え終わり、下の診察スペースに向かうと、すぐに先生が説明をしてくださいます。話の進め方としては、それぞれの検査項目からわかることと、その中で気を付けるべきことを教えてくださいます。 私の場合には特に悪いところはなかったので、よい点を教えてくださいました。30代としては体のコンディションは良いほうで、善玉コレステロールが多いとのことです。私自身、専門的な知識が不足し、コレステロールが多いとなると不安だったのですが、実はそうではなく善玉コレステロールが多いのは非常に良いこととのこと、というのをわかりやすく説明をしてくださいました。こういう場では先生にいろいろと質問をしたほうが得です。 通常の患者さんへの接し方としては、懸念点が見つかった方の場合は、なりやすい病気とそれに対する予防・日常生活の改善をきちんと説明されるようです。また、腫瘍が見つかったというような方であれば、紹介状を書いて大きな病院を紹介してくださるとのことです。 先生のおっしゃることとしては、「人間ドックを受けてそれで終わりではなく始まりであり、そこから予防医療の重要性をいかに患者さんに理解してもらうかが重要。」とのことでした。単なる流れ作業ではなく、きちんと患者さんと向き合って検査を行っておられる先生だとの印象を受けました。

STEP.12参考:説明資料

参考までにいただいた説明資料を挙げておきます。クリニック独自で人間ドックの説明のパンフレットを作り、患者さんの啓蒙を行っておられるとのことです。デザインもわかりやすく、要点もまとまっているので、非常に有意義なパンフレットだという印象を受けました。また、その他資料に関しても、過去のデータや、医療機関が出している重要なデータをもらうことができます。 検査結果は後で郵送されてきますが、ここで持ち帰りたいデータ(内臓脂肪のスキャンデータなど)をスマホで写真に収めておくのもよいかもしれません。

STEP.13帰宅(院を出る)【ここまで76分】

最後、受付に行き、最終清算を行います。また、その際に検査結果資料の到着予定などを教えてくださいます。もし追加の検査や、他院の紹介が必要な場合には、ここで紹介状などを作ってもらえるとのことです。 初めての人間ドック、感じたことは多くありましたが、何よりもまず、「思っていたより速い」ということを感じました。クオリティを下げることなくいろいろな検査を時間の無駄を作らないように組み合わせておられる努力は非常に患者さん思いだなと感じました。また、速いだけではなく「親切丁寧」な印象も受けたので、人間ドックに対する不安はほぼ感じなかったです。検査は早いのですが、一方で、先生との説明の時間は「たっぷり」と取ってもらいました。内容はわかりやすく、わからないことはもれなく教えてくださいますし、今だけでなく今後に関する重要な情報、どのように予防すればよいのか、などもきちんと教えてくださいました。自分の体について考え直す良い機会となりました。

STEP.14後日資料

こちらが後日送られてきた資料です。基本検査に関しては、健康診断に同じく、いろいろな数値が並んだものになります。各資料はわかりやすく、再検査が必要であれば、すぐにわかるように作られています。また、内臓脂肪のCT写真もカラーでついてくるため、自分の今後の食生活の見直しにもつながりますね。 私の場合には結果、特に体に支障はなかったのですが、皆様はいかがでしょうか。いずれにせよ人間ドックを用いて早めに病気を予防する重要性を感じた次第です。皆様も早めの検査で、健康な体を維持しましょう。

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